エアロゾルおよび空気伝播する疾患の感染制御のための空気流の観察と定量:アプローチ方法の概要★★

2011.03.03

Observing and quantifying airflows in the infection control of aerosol- and airborne-transmitted diseases: an overview of approaches


J.W. Tang*, C.J. Noakes, P.V. Nielsen, I. Eames, A. Nicolle, Y. Li, G.S. Settles
*National University Hospital, Singapore
Journal of Hospital Infection (2011) 77, 213-222
感染性病原体、特にインフルエンザは、エアロゾル伝播および空気伝播の可能性が懸念されることから、このような感染経路を介する病院感染予防を目的とした感染制御方法の有効性が注目を集めている。より最近は、病院環境における空気流のパターンや関連する空中浮遊物質の動態に関する時空間的情報を調査するため、多くの様々な技術が用いられている。臨床微生物学者、ウイルス学者、および感染制御チームは、工学技術者との緊密な協力によって、病院内の隔離室や換気設備の有効性を評価することが可能となる。また、いくつかの一般的な工学技術を用いて、ヒトの呼吸活動の特性についても調査が行われている。これらの研究はそれら予防対策の有効性の向上を目的としており、ヒト型マネキンを用いた様々な追跡用標識ガス・粒子による実験、リアルタイムの非侵襲性シュリーレン画像によるヒトボランティアでの実験、数値流体力学による数値モデル化、および水による小型の物理的シミュレーションなどがあり、本稿では、空気流や工学の専門知識のない臨床分野の読者に向けて、これらの個々の技術についてわかりやすく概説する。
サマリー原文(英語)はこちら
監訳者注
この総説は空気流の評価に関する様々な技術を解説しているが、掲載されている写真だけでも十分に参考になる。
監訳者コメント:
シュリーレン画像(Schlieren imaging):微小な屈折率の変化を明暗の差として表現する光学的測定方法。

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M.M. Konstantinovski*, V. Bekker, M.E.M. Kraakman, M.L. Bruijning, C.J. van der Zwan, E. Lopriore, K.E. Veldkamp
*Leiden University Medical Center, Leiden, The Netherlands

Journal of Hospital Infection (2021) 108, 104-108

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