クロルヘキシジンドレッシングは脳室ドレーン関連感染を低減しうる:システマティックレビューおよびメタアナリシスの結果

2021.11.30

Chlorhexidine dressings could reduce external ventricular drain infections: results from a systematic review and meta-analysis

M. Waqar*, A. Chari, A.I. Islim, B.M. Davies, D.M. Fountain, S. Larkin, M.D. Jenkinson, H.C. Patel
*Salford Royal NHS Foundation Trust, UK

Journal of Hospital Infection (2021) 117, 37-43


脳室ドレーン関連感染の発生率は依然として高い。他の部位の留置カテーテルと関連する感染症の低減に、クロルヘキシジンドレッシングの有効性が証明されているが、脳室ドレーン留置に対するその使用のエビデンスは限られている。本システマティックレビューおよびメタアナリシスの目的は、クロルヘキシジンドレッシングが脳室ドレーン関連脳脊髄液感染の低減に及ぼす有効性を評価することである。MEDLINE、EMBASE、Cochrane library で発端からの論文を検索した。主要評価項目は脳室ドレーン関連脳脊髄液感染の発生率とした。副次評価項目は、デバイスの安全性、微生物学的アウトカム、シャント依存性とした。独自の報告 896 報のうち 5 報の研究を対象とし、そのうち 4 報(症例集積研究 3 報、検出力の弱い無作為化比較試験1 報)で適切な定量分析データが示された。すべての研究でバイアスリスクが高かった。計 880 例の患者が含まれ、平均年齢は 57.7 歳(95%信頼区間[CI]57.4 歳 ~ 58.0 歳)であった。主要評価項目の分析では、クロルヘキシジンドレッシング群は脳室ドレーン関連脳脊髄液感染の発生率が有意に低かった(1.7%対 7.9%、リスク差= 0.07、95%CI = 0.00 ~ 0.13、P =0.04)。結論として、クロルヘキシジンドレッシングは脳室ドレーン関連脳脊髄液感染の発生率を減らす可能性があるが、有効性を明確に決定づけるために無作為化試験によるさらなる検討が必要である。

 

サマリー原文(英語)はこちら

 

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