手指と物の表面の衛生管理は、オフィスでの安全にどのように役立つか – 英国GAMA Healthcare R&D からのブログ

2021 .07 .06

英国GAMA Healthcare R&D からのブログ
2021年4月19日投稿の記事
研究/RESEARCH



今回は、手指と物の表面の衛生管理をすることが、オフィスワーカーを伝播する感染症から守るために、どのように役立つかについてディスカッションしています。



COVID-19のパンデミックは、感染症の伝播という観点から、共用オフィスでの課題を浮き彫りにしました。職場の同僚同士は、通常、手指や表面の衛生材料の使用が制限された状態で、長時間にわたって近接して仕事をしていることが多いわけです。



COVID-19パンデミックが発生する以前から、共用オフィスを伝播する感染症から守るため、私たちは更なる努力を要するという説得力のあるエビデンスがありました。共用オフィスで、COVID-19が発生したという報告を受けた今は、その必要性はさらに高まっています。



職場で感染症はどのように拡散するのか

汚染された手指や表面が、家庭や職場で感染症(COVID-19を引き起こすSARS-CoV-2ウイルスを含む)を広げます。



風邪をひいている同僚の隣に座っていて、気がつくと今度は自分がティッシュを手にしている、という経験は誰にでもあるでしょう。



共用オフィスの衛生状態を改善することで、伝播性疾患が蔓延するリスクを減らすことができることを、いくつかの研究は示しています。



バクテリオファージを指標に使った研究:

バクテリオファージを指標に用いた研究があります。バクテリオファージという小さな微生物は細菌には感染しますが人間には無害なウイルスで、ウイルス拡散のモデルとして利用されています。



バクテリオファージを指標に使った研究:

ある研究では、表面と手指の衛生管理を行うことで、共用オフィスにおける表面およびスタッフの手指のバクテリオファージ汚染レベルが85%減少したことが示されました。



その後の研究では、数学モデルを用いて、バクテリオファージ汚染の減少を感染症の伝播リスクの推定減少に置き換えました。表面の消毒により、ロタウイルスで15%、ライノウイルスで16%、インフルエンザウイルスで33%の感染リスク低下効果があり、表面と手指の衛生管理を組み合わせることで、ロタウイルスは59%、ライノウイルスは61%、インフルエンザウイルスは88%の感染リスク低下効果があると、この研究は結論づけています。



企業は、スタッフが安心して戻ってこられるよう、さらなる措置を講じる必要がある

COVID-19は職場での暴露が大きなリスクになることがわかっているので、英国や世界各地でパンデミック対策のための在宅勤務が推進されています。さらに、共用オフィスを再開する際には、スタッフの安全性に対する認識が重要であることもわかっています。スタッフが安心して共用オフィス業務を再開できるように、企業はさらなる措置を講じる必要があると、カナダで行われた調査が報告しています。



What steps should employers take?

企業はどのような措置を取るべきか?



スタッフにとって安全な職場を提供するために、企業がすべきことは:



1.手指や表面の衛生用品は、オフィススペース全体で利用できるようにしてください。また、それら衛生用品は、使いやすい場所に置いておく必要があります。アルコールジェルと消毒用ワイプは、オフィス環境で使用するのに最も簡単かつ効果的な衛生用品です。



2.体調不良のスタッフが出勤しないようにしましょう(驚くほどよくあることなのです)!



概して、COVID-19のパンデミックは、安全な共用オフィスを確保するための重要な問題を提起し、企業が共用オフィスを伝播する疾患から守るために、効果的な手指と表面の衛生管理を促進する必要性を強調しました。