COVID-19不安症候群とその対処法- 英国GAMA Healthcare R&D からのブログ

2021 .06 .25

COVID-19不安症候群とその対処法

英国GAMA Healthcare R&D からのブログ
2021年5月25日の記事
研究/RESEARCH



イングランドでロックダウン規制が緩和されつつある中、メンタルヘルスの専門家は、コロナウイルス感染後の生活に対する不安という新たな現象について告知しています。今週の記事では、「COVID-19不安症候群」とは何か、その対処法についてご紹介します。



COVID-19が精神面に与える影響:

COVID-19のパンデミックは、わずか1年ちょっと前には想像もできなかったような方法で、私たちの生活のさまざまな側面を変えてしまいました。友人や家族から孤立し、職場やレストラン、お店には一夜にして人がいなくなり、子どもたちは学校に行けなくなり、大切な人をCOVID-19で失った人も少なくありませんでした。そのため、私たちの多くがこの時期に精神的な余裕を保つのに苦労しているのは当然のことなのです。



ロックダウンが私たちに与えた影響:

ロックダウンは、多くの人にとって、さまざまな理由で困難なものでした。しかし、「フルロックダウン」の時には、ルールが明確だったため、物事がより確実に、より予測可能に感じられたかもしれません。ロックダウンの制限が緩和された今、物事が不明確に感じられ、新たな課題が出てくる可能性があります。物事が急激に変化するのはストレスになり、ロックダウンが緩和されたことで不安を感じている方も多いのではないでしょうか。



COVID-19不安症候群:

COVID-19によって、世界中の人々が予測不可能で安全ではないと感じるようになりました。普段は考えないようなことを心配してしまうことがよくあります。「コロナウイルスの感染が急に増えたらどうしよう」「また同じような状況に戻ってしまったらどうしよう」「ワクチンを接種するのが不安」など、普段は考えないような心配をしてしまうことがあります。



このような気持ちになっている方や、そのような知人がいる方のために、心のケアを行い再び自信を持って世の中に出ていけるような役立つ情報をご紹介します。



ロックダウンが緩和されたときに、心のケアをするためのヒント:

NHS’ Every Mind Matters campaignでは、ロックダウンが緩和されたときに対処するための素晴らしいヒントを紹介しています。

※NHS (National Health Service):英国の国営保健サービス事業
※NHS’ Every Mind Matters campaign:COVID-19によるメンタルヘルス管理に役立つ情報を提供しているNHS承認の英国組織運動



・自分のペースで行動する
物事に慣れ始めても、全てにイエスと言わなければならないと思わないでください。一歩一歩進んでいき、自分にとって快適で安全なことだけをして、人付き合いを再開しましょう。



・外出を完全に避けてはいけない
不安になることを避けることは、短期的には楽な選択だと感じることがありますが、長期的には不安に立ち向かうことが難しくなります。例えば、外出し、マンツーマンでコーヒーや軽食をとる、髪を切るなど、小さくても管理しやすい目標を設定し、そこから少しずつ積み重ねていきましょう。



・事実を確認し、準備して出かける
正しい情報源から情報を得るようにしましょう。何が許され、何が許されないのかわからない場合は、GOV.UKNHS COVID-19のページなど、信頼できる情報源から最新の情報を得るようにしましょう。また、外出する際には、手指消毒ジェルやワイプ、フェイスマスクなどを用意しておくと安心です。

GOV.UK:英国政府の各分野の情報を一元的に提供するポータルサイト



・信頼できる人に相談する
最初は自分の気持ちを話すのは難しいかもしれませんが、多くの人が自分の経験を話すことで気持ちが楽になると感じています。誰かに話を聞いてもらったり、気にかけてもらったりすることで、それだけで気持ちが楽になることもあります。
これらのヒントは、時と場合に応じて、多くの人に有効です。自分が心地よいと思うものを試してみてください。また、今は何もできないと思っても、自分にプレッシャーをかけすぎないようにしましょう。



ロックダウンが緩和されていく中で、これらのヒントが役立つことを願っています。不安を感じることは普通のことで、「これもまた過ぎ去ること」であることを忘れないでください。