アクアフィルム
血液や体液で汚染されたリネンを発生現場で封じ込め、 途中経路での汚染リネンに接触する機会を一切遮断すること。物理的に汚染物への接触を遮断することにより、交差感染のリスクを最小限にします。 このことは、医療従事者の安全を確保するだけでなく、汚染物に接触した医療従者の手指を介しての汚染拡散を未然に防ぐことを可能とします。
リネン用ランドリーバッグは、特に濡れたものを入れても長時間保持できるよう、耐水性に最も重点をおいてデザインされています。清拭タオルもOKです。
インフレート押出成形*で加工されているため、丈夫で破れにくく、特に底部がシームレスになっているタイプは濡れたリネンを入れても底が抜けにくいデザインになっています。
洗浄後バッグは完全に溶けてしまうので、洗浄機に負担をかけることはありません。
バッグの口を閉めるピンクのリボンは温度の低い予洗段階で溶解。血液等を冷水ですすぎおとすことができます。
リスクを最小限にするために・・・。
アクアフィルムシステムのコンセプトはとてもシンプルです。血液や体液で汚染されたリネンを発生現場で封じ込め、 途中経路での汚染リネンに接触する機会を一切遮断すること。物理的に汚染物への接触を遮断することにより、 交差感染のリスクを最小限にします。このことは、医療従事者の安全を確保するだけでなく、 汚染物に接触した医療従者の手指を介しての汚染拡散を未然に防ぐことを可能とします。
病院内感染は実に様々な要因から発生し、その原因を特定することは極めて困難であるとされています。 英国製の水溶性ランドリーバッグシステムは、病院内感染の原因の一つである汚染リネン類からの交差感染対策として開発され、 英国では保健省(Department of Health)発行の感染防止ガイドラインHSG(95)18により1971年よりその使用が勧告されています。 また、日本でも1999年に発行されたガイドライン*1*2により水溶性ランドリーバッグの使用は勧告されています。
*1 消毒と滅菌のガイドライン 1999年4月、監修/厚生労働省、編集/小林寛伊、へるす出版
*2 エビデンスに基づいた感染制御 2002年2月、編集/小林寛伊他、編集協力/厚生労働省、メヂカルフレンド社
汚染リネンを洗濯前に消毒薬で消毒することは、その作業自体が危険(病原体そして化学物質への曝露)なだけでなく、 有機物によって消毒薬が不活性化する可能性があり、確実な消毒が達成できません。 アクアフィルムシステムでは、汚染リネンをバッグごと洗濯機に投入、洗浄工程における熱水(80℃以上、10分間以上)で病原体を不活性化することを基本としています 。熱水消毒(80℃以上、10分間以上)は、消毒と滅菌のガイドライン*1で最も安全で確実な消毒法として勧告され、1類~5類感染症の全てに認められています。