JHIサマリー日本語版 2025年9月号、 11の最新論文サマリーを掲載中
JHIサマリー日本語版2025年9月号のサマリーを更新いたしました。運営チームおすすめの記事とともにご紹介いたします
JHIサマリー日本語版2025年9月号のサマリーを更新いたしました。
8月号に続いて、9月号には日本の医療機関からの2つの報告が掲載されています。
多くの医療機関において水回り(排水管、シンク等)は、施設内感染対策上の課題の1つと考えられます。排水管自体を加熱装置(ドレインポッド)を用いて物理的に加熱するアプローチにより、緑膿菌やCPEなどの細菌量が長期間にわたり抑制されたとする結果が、長崎大学とモレーンコーポレーションの共同研究で報告されました。
◆病院のシンク排水管の加熱による細菌コロニー形成の低減効果★
Effectiveness of heating hospital sink drainpipes for reducing bacterial colonization / S. Kakiuchi, et al.
慶応大学関連施設の共同観察研究では、救急部の超音波プローブにおいて、耐性菌株を含め高いレベルの細菌汚染が認められたことが報告されました。より信頼性の高い、標準化された対策方法の導入が急務である旨、監訳者からコメントされています。
◆救急部における超音波プローブの細菌汚染:多施設共同観察研究
Bacterial contamination of ultrasound probes in emergency departments: a multi-centre observational study / T. Yamanaka, et al.
9月号にはこれら2報を含む興味深い論文サマリーが掲載されています、掲載された11の論文サマリーを下表にてご紹介いたします。

※JHIサマリー日本語版には、サイト内検索機能がございます、関連論文を合わせて検索・閲覧ください
