JHIサマリー日本語版 2025年10月号、 17の最新論文サマリーを掲載中
JHIサマリー日本語版2025年10月号のサマリーを更新いたしました。運営チームおすすめの記事とともにご紹介いたします
JHIサマリー日本語版2025年10月号のサマリーを更新いたしました。
カルバペネマーゼ産生菌(CPO)の感染経路は主に接触感染ですが、今回掲載された論文では、その遺伝子の拡散についての研究で、空気が遺伝子拡散に関与する可能性を報告しています。CPOに対する今後の感染対策に一石を投じる報告と考えられます。
◆カルバペネマーゼ産生菌保有患者の環境の特徴:主要な耐性遺伝子の拡散における空気および表面の役割★★
Characterization of the environment of patients colonized with carbapenemase-producing organisms: role of air and surfaces in the dissemination of key resistance genes / A. Richer-Fortin, et al.
台湾からの報告で、看護師がデザインした引き込み可能な安全針による感染制御の可能性を評価した報告です。日本でも安全機能付き注射針は普及してきており、適切に使用することで針刺し切創のリスクを減少させることにつながっています。
◆注射の安全性のための引き込み可能な安全針の看護師主導のデザインおよび評価★
Nurse-led design and evaluation of a retractable safety needle for injection safety / C.W. Liu, et al.
10月号にはこれら2報を含む興味深い論文サマリーが掲載されています、掲載された17の論文サマリーの一部を下表にてご紹介いたします。

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