【製品紹介】カプセルスーツ Mark-II/医療従事者を守るために進化した全身一体型防護服

皆さん、こんにちは!
感染対策に特化したコンサルティング・製品紹介を行っているモレーンコーポレーションです。
モレーンは「感染症が人と人を遠ざけることのない未来を実現する」という理念のもと、医療・介護現場を支える製品の開発と運用サポートを続けています。
今回は、高レベルの感染対策が求められる医療現場(感染経路が確定していない新興感染症や一類感染症等)向けに開発した「カプセルスーツ Mark-II 」を紹介します。
カプセルスーツ Mark-II とは?
カプセルスーツ Mark-II は、ハイリスクな感染症症例に対応する医療従事者の安全を守るための全身一体型防護服です。
従来の防護服(同シチュエーションで使用するカバーオール)とは異なり、頭から足元までほぼ一体化した構造になっているため、すき間ができにくく、高い防護性能を持ちます。
カプセルスーツ Mark-II の強化ポイント
カプセルスーツ Mark-II は、2019年にグッドデザイン賞を受賞した前モデル「Mark-I」で実現した高い防御性能と脱衣時の安全性能を引き継いでいます。
Mark-I では、従来のカバーオールでは必要とされるヘッドキャップやフェイスシールド、シューカバー等が一体型構造のため不要となり、ジッパーを背面に配置することで汚染部に触れずに安全に脱衣できる点が大きな特長です。
カプセルスーツ Mark-II は、これらの特長を維持したまま「空気感染対策」と「長時間使用時の快適性」を新たに強化しています。
従来の防護服、その課題は?
従来の防護服には、その仕様や構造上、次のような課題がありました。
・前面部から脱ぐため、汚染された前面部に触れるリスクがある
・脱衣時の工程や注意点が多く、それらを遵守しないと感染リスクが高くなる
・顔の露出部が多く、追加装備が必要
・着脱に時間がかかり、装着者に負担をかけ、それゆえ脱衣場の環境汚染も問題となる
・呼吸がしづらい、フェイスシールドが曇る、動きにくいなど、作業中の快適性が低い
・熱がこもりやすく、ヒートストレス(暑さによる疲労)が大きい
これらの課題に向き合いながら開発されたのが Mark-I であり、これまでの経験と現場の声を反映して、さらに改良を重ねたのが今回のカプセルスーツ Mark-II です。
「カプセルスーツ Mark-II 」は、課題をどう解決する?
カプセルスーツ Mark-II は、主に次の3つの特徴によって従来の課題解決を目指しています。


① 完全一体型による高い防護性能
つま先から頭頂部まで覆う一体型構造により、従来必要だったフェイスシールドやゴーグルなどの追加装備を減らし、すき間リスクを低減します。
さらにMark-I では主に接触感染・飛沫感染対策を想定していましたが、Mark-II では電動ファン付き呼吸用保護具(PAPR)である次世代呼吸器防護レスピレーター「CleanSpace® HALO(ヘイロー)」との連携を前提とした設計を採用していますので、上記に加えて空気感染対策も実現します。
「CleanSpace® HALO」に搭載されたHEPAフィルターにより、マスク内には着用者の呼吸に連動し、浄化された空気が供給されるため、スーツ内は陽圧状態が保たれ、外部から汚染された空気が侵入しません。
これにより飛沫感染に加え、空気感染対策としての安全性向上も期待されます。



② 着脱工程の簡素化、スムーズな着用と安全な脱衣を実現
従来の防護服は、着用後にゴーグルやマスク、シューズカバーなど複数の装備を追加する必要があり、特に脱衣の工程が煩雑でした。
一方、カプセルスーツ Mark-II は必要装備が少なく、着脱工程がシンプルです。
トレーニングを行った医療機関では、約2分半ほどで着用できた例もあり、慣れていない人でも工程が少ない分、着用時のストレスが軽減し、バックジッパーを採用することで、一人でも周囲を汚染させずに安全に脱衣する工夫が施されております。
③ 空気が循環し、熱と湿気がこもりにくい快適設計
カプセルスーツ Mark-II は「CleanSpace® HALO」との組み合わせを前提に設計されています。呼吸に連動してファンが作動する仕組みにより、
・スーツが適度にふくらみ、風が通るような感覚
・暑さや息苦しさの軽減
・アンチフォグによる鮮明な視界の確保
・長時間作業時の負担軽減
といった快適性の向上に寄与し、防御性能は維持しながら着用者が医療行為に集中できる環境を整えます。
期待される効果
これらの特徴により、現場では次のような効果が期待されます。
感染リスクの低減
一体型構造と「CleanSpace® HALO」により、飛沫や空気感染リスクを抑える。
着脱時間・作業時間の短縮
必要工程が少なく、訓練による習熟が早いため、現場の効率化・時短に貢献。
現場の心理的負担を軽減
「守られている」という安心感が医療効率の向上や精神的なゆとりにつながる。
感染症の最前線に立つ医療従事者は、常にリスクと隣り合わせで献身的に働いています。こうした人々が安心して働ける環境を支えることも、カプセルスーツ Mark-II の重要な役割のひとつです。
まとめ
カプセルスーツ Mark-II は「感染経路が確定していない感染症」や「危険度が非常に高い症例」への対応を想定した防護服です。
主な使用シーンは特定感染症指定医療機関や病院の特定エリアを想定しており、販売開始は2026年2月頃を予定しています。現在は販売に向けた最終準備段階です。
導入される医療機関は限られるかもしれませんが、カプセルスーツ Mark-II は「もしもの時に医療従事者を守る」ための大切な装備です。
本製品についてより詳しい情報をご希望の方は、モレーンまでお気軽にお問い合わせください。
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