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Date:
2026.03.03
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「人が輝き、育ち、集まるチームの作り方」リハビリテーション・ケア合同研究大会 登壇レポート

■はじめに:医療DX時代だからこそ問われる「人間力」

こんにちは、広報グループです!2025年11月21日、大阪で開催された「リハビリテーション・ケア合同研究大会 大阪2025」にて、弊社代表の草場が講師として登壇しました。

本大会は、リハビリテーションに関わる医療従事者が一堂に会し、地域生活を支えるリハケアの未来を議論する場です。今回は「動いてナンボ! 動かしてナンボ!ー『動く』が支える 人・地域・日本ー」を掲げ、多職種連携の深化を目指します。

テーマは、『人が輝き、育ち、集まるチームの作り方〜リーダーに必要とされるエンゲージメント戦略〜』。リハビリやケアの現場でDX(AI、自動化)が進む今、患者さんの心を動かし、意欲を引き出すのは、やはり「人」に他なりません。

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■「エンゲージメント」が医療の質に直結する

講演の冒頭、これからの医療現場に欠かせない「エンゲージメント」を再定義しました。

  •  ・従業員エンゲージメント:組織内の「関係の質」向上によって生み出されるチーム力。
  •  ・患者エンゲージメント:患者と医療従事者が深く信頼し、患者自らが主体的に関わるチーム医療。

重要なのは、「良い組織文化(スタッフの満足)が、良い患者体験を生む」という連動性です。スタッフのエンゲージメントが高い職場では、情報共有や改善サイクルがうまく回り、結果として患者の主体性を引き出しやすい環境が整います。

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■「関係の質」が医療の質を変える

感染制御やリハビリテーションは、個人に依存するのではなく、チームで取り組むべき課題です。

そして、チームが本来の力を発揮するために不可欠なのが、メンバー間の「関係の質(エンゲージメント)」になります。マサチューセッツ工科大学のダニエル・キム氏は「成功の循環モデル」に基づき、以下のサイクルを提唱しています。

  •  ・グッドサイクル:関係の質が高まると、自発的な「思考」や「行動」が生まれ、高い成果(結果の質)に繋がる。
  •  ・バッドサイクル:関係が悪化すると、強制や不信感が募り、思考停止ややりがいの喪失を招いて業績も悪化する。

良い組織文化は、スタッフの笑顔や丁寧な対応を生み、それが「患者エンゲージメント(患者さんが主体的に治療に関わる力)」の向上に直結するのです。

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■リーダーシップの新しい定義

また、リーダーに求められる考え方には以下のポイントがあります。

  • ・人は「感情」で動く: 人間は完全合理的な存在ではなく、「限定合理的な感情人」です。金銭的な報酬だけでなく、承認や成長といった「感情報酬」がモチベーションの鍵を握ります。
  • ・「パーパス(目的)」を管理する: 「ひと」を細かく管理するのではなく、チームが何のために存在するのかという「目的」を共有し、管理することが真のリーダーシップです。
  • ・全員が主役のチーム: 役職に関係なく、全員が「リーダーシップ(良い影響を与える行動)」「オーナーシップ(自らの意志で取り組む姿勢)」「フォロワーシップ(支える力)」を併せ持つ状態が、最も力強いチームです。

■具体的な手法:バンドルルームとエニアグラム

「関係の質」を高める方法の一つとして弊社が提供するプログラム「バンドルルーム」を紹介しました。

  1. サーベイによる可視化: スマホで簡単に従業員エンゲージメントを測定、課題を可視化します。
  2. エニアグラム研修: 専用AIアプリを活用し、自分と他者の「性格タイプ」を診断。
    相手の「イライラポイント」や「アゲアゲポイント」を理解することで、マネジメントのすれ違いを防ぎます。
  3. ダイアログ(1on1): 部下の育成支援を目的に、短時間・高頻度の「対話」を実践します。
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■アンケート結果:約8割が「とても参考になった」と回答!

講演後のアンケートでは、管理者や主任クラスの皆さまから圧倒的な反響をいただきました。

  • ・満足度: 回答者の約80%が「とても参考になった」を選択。
  • ・実践意欲: 「明日からスタッフとの関係性を大切にしたい」「エニアグラムを使ってスタッフの価値観を理解したい」という声が続出しました。
  • ・自身の反省: 「ワンマン管理者になりがちだった自分に気づいた」という、切実な振り返りも寄せられました。

■おわりに:全員がリーダーであり、オーナーであるチームへ

草場が最後に掲げたのは、「全員がリーダーであり、オーナーであり、フォロワーである」という理想のチーム像です。

管理職だけが責任を負うのではなく、スタッフ一人ひとりが「自分の仕事」として引き受け(オーナーシップ)、互いに良い影響を与え合い(リーダーシップ)、そして組織を主体的に支える(フォロワーシップ)。そんなチームこそが、患者さんにとって最も信頼できるパートナーになれるはずです。

モレーンコーポレーションは、これからも「感染症が人と人を遠ざけることのない未来」の実現に向け、製品と組織づくりの両面から、医療現場を支え続けます。

モレーン広報部

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