【20周年】英国学会公式ジャーナルの最新エビデンスを、日本の医療現場へ。
こんにちは、広報グループです。
日頃より、私たちが発信する感染制御の情報をご覧いただき、誠にありがとうございます。現場の最前線で対策にあたっている皆様へ、今日は大切なお知らせと、私たちが20年という長い月日をかけて、皆様と共に歩んできた「ある活動」についてお話しさせてください。
世界における様々な研究論文
エビデンスに基づいた感染制御(Evidence-Based Infection Control)がスタンダードとなった現代、私たちは日々、膨大な論文や研究データに直面しています。しかし、多忙な臨床現場において、あらゆる研究論文を隅々までチェックし、その内容を見つけるのは、決して容易なことではありません。
「自施設で直面している課題解決に繋がる、世界の研究論文から知りたい」
そんな現場の声に応えるべく、モレーンコーポレーションが2006年からサポートを続けているのが、『Journal of Hospital Infection(JHI)サマリー日本語版』です。

祝・20周年。進化し続けるプラットフォーム
おかげさまで、JHIサマリー日本語版は運用開始から20周年という大きな節目を迎えることができました。Journal of Hospital Infection(JHI)は、英国医療関連感染学会(HIS)の公式学術雑誌であり、医療関連感染の分野において世界で権威のあるジャーナルの一つです(2024年のインパクトファクター:3.1)。
モレーンコーポレーションでは、2006年からこのジャーナルに掲載される全オリジナル論文の抄録(サマリー)を日本語訳し、無料で公開してきました。この20年間、感染制御の観点から多剤耐性菌問題をはじめ、そしてCOVID-19まで、時代と共に変化する感染対策の最前線を追い続けています。
JHIサマリー日本語版「3つの注力していること」
私たちが提供しているのは、単なる自動翻訳ではありません。日本の現場に分かりやすく届けることに注力しています。
1. 専門家による監訳とコメント
日本国内の第一線で活躍される感染制御の専門家に監訳を依頼。単なる直訳ではなく、日本の医療現場に則した解説コメントを掲載しています。これにより、海外の研究結果をどう解釈し、自施設に応用すべきかのヒントが得られます。
2. 感染制御の第一人者の先生方の視点を添えた「お薦め度(★印)」
すべての論文を精読する時間がない方のために、監訳者の先生による関連情報、日本の状況、時勢、専門性など様々な視点からコメントと注目指標(★印)を記載しています。膨大な論文の中から、感染制御の第一人者の先生方の知見を参考に、効率的な情報収集をサポートする機能です。
3. 知りたい情報にアクセスできる「検索機能」
過去20年分、数千報にわたる膨大なアーカイブは、キーワード検索でいつでも呼び出すことが可能です。「薬剤耐性菌」「手指衛生」「環境整備」など、今直面している課題に関連する過去のエビデンスを引き出すことができます。

感染制御を支える
感染制御に「終わり」はありません。しかし、正しい知識とエビデンスがあれば、現場での感染対策の一助となります。
モレーンコーポレーションは、これからも「JHIサマリー日本語版」を通じて、様々な研究論文の情報を日本に届けたいと考えています。
ぜひ、院内での共有や勉強会のツールとしてご活用ください。