【ボードゲームで感染対策を学ぶ】十勝地域のカンファレンスで教育ツール『Save!』を提供しました

2025年10月31日、モレーンコーポレーションは北海道・帯広市で開催された「地域医療機関ICTカンファレンス(合同)及び新興感染症を想定した合同訓練」に参加し、感染対策の教育ツールを提供しました。
当日は、十勝管内の39施設から約100名の医療関係者が集まりました。今回の取り組みは北海道新聞、十勝毎日新聞、HBCニュースでも取り上げられています。
地域全体で感染対策に取り組む
本合同カンファレンスは2023年にスタートし、今年で3回目を迎えます。
開催の背景には、2019年に発生した新型コロナウイルス感染症の流行を通じて、一つの医療機関だけでは感染症対応に限界があるという課題が明確になったことがあります。
こうした状況を受け、感染対策向上加算の区分が異なる医療機関同士が連携し、地域全体で感染症に備える体制づくりが進められてきました。
本カンファレンスは、地域全体で守る感染対策へ向けた大切な一歩として位置づけられています。
参加型の学びが生む「対話」と「気づき」
今回のカンファレンスでは、これまでの座学中心の学習に加え、参加者同士の対話を重視した学びが取り入れられました。
その一つとして導入されたのが、ゲーム型教育ツール『Save!』です。
『Save!』は、感染管理認定看護師をはじめとする多くの医療従事者との検証やフィードバックを重ねて開発されたツールです。
手指衛生や個人防護具PPEの使い方を問いかけながら、マニュアル的な知識だけでなく「なぜその対策が必要なのか」という予防の本質を深く理解できるように設計されており、さらにチームで協力して取り組むことで、メンバー同士のコミュニケーションが自然に生まれ、チームワークの向上にもつながります。

今回のカンファレンスでは、ノロウイルス患者の吐物を処理する場面を想定した問題が出題されました。
この問題では、正しい手順が分かったあとも、「アイウェアは必要か?」といったより実践的なテーマについて、チーム内で議論が深まりました。
病院だけでなく、高齢者施設も含めて地域を守る
カンファレンスを企画・運営を担った感染管理認定看護師(ICN)からは、今後の地域連携について次のような展望が示されています。
「病院に留まらず、感染対策向上加算2・3の施設と協働して高齢者施設等への連携・指導に注力し、地域全体の感染対策の底上げを図る」
「実技や知識だけでなく、『誰がやっても同じように感染対策ができる組織づくり』こそが、真の地域の感染対策になる」
今回の合同カンファレンスでは、こうした共通の課題を共有しながら、十勝地域の医療機関が協力して学び合う姿が見られました。
モレーンは今後も、現場で働く人が安心して取り組める環境づくりや、地域医療の連携を支える取り組みに貢献し続けていきます。